刺繍について

 PRINTEEZでは、コンピュータ制御の自動刺繍機を使用した機械刺繍を行っています。機械刺繍は高速で正確な作業が可能で、繊細なディテールやカラフルなカラーリングを表現することができます。また、データ作成代金などはいただいておりませんので1枚からご注文可能です。多くの種類の糸を使えるため、多様なカラーバリエーションも可能です。

 弊社では指定がない限り、原則、線幅が1mm未満の線は走り縫い、1mm以上の線はサテン縫いもしくはタタミ縫い、塗りはタタミ縫いで刺繍いたします。

 隙間が1mm未満の場合には、仕上がりの品質を保持(補強)するために「つなぎ糸」が発生することがございます。つなぎ糸が発生いたします場合でも、最も近しい箇所同士が繋がるよう、自然な仕上がりを目指しておりますが、つなぎ糸のない仕上がりをご希望の際には、デザインとデザインの間隔を1mm以上空けていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 走り縫いで表現ができる場合を除き、線幅並びに隙間が1mm未満の箇所が含まれるデザインは原則刺繍加工をお断りしています。特に14 pt(高さ約5mm)以下の場合は可読性を担保できませんため、原則お断りしています。ご了承ください。

▽刺繍の特徴

・刺繍は糸の刺し込みでデザインを表現しますので細かいデザインの再現には不向きです。

・Tシャツなどの伸縮性のある生地では線幅は3mm以上(推奨5mm以上)抜き線は2mm以上のデザインを推奨しています。

・耐久性が高く、糸を織り込んだ構造でできているため、洗濯や使用による摩耗にも強く、スクリーンプリントやインクジェットプリントに比べ長期間使用することができます。

・綿やポリエステルはもちろん、厚手の素材や小さなアイテムにも適用できます。

・デザインの自由度が高く、個人の名前やイニシャルなどを刺繍することもできます。

・小ロットからでも低コストで製作が可能で、個人や小規模なビジネスでも手軽に刺繍加工を利用することができます。ただし、サイズによっては、コストが上がる場合があります。

▽刺繍の加工サイズについて

 原則下記の通りとなりますが、商品によって異なりますので商品詳細をご覧ください

 Tシャツ類:W80mm×H80mm

 スウェットなどの厚物:W80mm×H80mm、W160mm×H160mm

▽刺繍の枠跡に関して

 刺繍をする際には、Tシャツやスウェットなどの衣類に専用の枠をはめてミシンにセットします。弊社では枠の跡の残りにくい特殊な枠を使用していますが商品によっては枠の跡が残ることがあります。
 出荷前には、目立たないようにできるだけ処理していますが、薄く残ってしまうことがあることをご了承ください。商品が届いた後、お洗濯によって枠の跡はほぼ完全に解消されます。
 弊社では、1枚あたり200円で洗濯サービスも行っています。納品後すぐにご使用や販売を予定されている場合は、弊社での洗濯を検討してください。

 洗濯によって多少の縮みやシワが生じることがありますので、予めご了承ください。タンブラー乾燥機を使用するため、縮みや毛玉が発生することがありますので、ご了承ください。

▽刺繍位置のずれに関して

 弊社では、刺繍の位置決めにカメラ読み取りを使用していますが、衣服の個体差やミシンの仕様などにより、1mm〜5mm程度のズレが生じる場合があります。

 また、フロント中央(胸部)への刺繍位置については、通常、首元(襟元)のリブの中心を基準に制作・加工しています。ただし、衣服全般には個体差があるため、首元のリブの中心位置が身幅(横幅)の中心位置と一致するわけではございません。そのため、フロント中央への刺繍デザインに対して、身幅の中心を基準に測定した場合、最大で5mm程度の誤差が生じることがあります。

 弊社では、刺繍位置の基準として首元のリブを使用し、刺繍加工を行っていることをご了承ください。

▽塗りと線のズレについて 

・弊社では指定がない限り、原則、1mm未満の線は走り縫い、1mm以上の線はサテン縫いもしくはタタミ縫い、塗りはタタミ縫いで刺繍いたします。

・14 pt(高さ約5mm)以下の文字は刺繍できません。

・線と塗りのあるデザインにおいては、ズレが生じる可能性があることにご注意ください。

・ズレの大きさは、線の細さや塗りの範囲の広さ、生地の柔らかさや薄さ、使用される刺繍糸の色数に比例します。

・Tシャツなどの伸縮性の強い素材は、塗りの面積が多い刺繍には不向きであり、ズレやデザインの歪みが生じることがあります。

・塗りの面積が少なく、線幅の太いデザインを推奨しています。

▽細かい刺繍の潰れについて

・刺繍加工は、デザインをそのまま再現することが難しく、特に細い線幅や複雑なデザイン、点描やドット、グラデーションなどの細かいデザインを再現することに不向きです。

・線幅が太めでシンプルなデザインが、刺繍加工に適しています。これによって、より綺麗な仕上がりを実現できます。

・刺繍加工で使用される糸の種類や色数によっても、細かい刺繍の潰れが生じる場合があります。

・刺繍デザインの制作時には、加工前にサンプルを作成して確認し、必要に応じて微調整を行うことが重要です。

▽デザインに関して

・商品の生地のやわらかさや厚みによって、刺繍の線幅の推奨サイズは異なります。

・伸縮性がなく、しっかりとした生地への刺繍をご希望の場合は、線幅の太さは最低1mm以上(蓄光糸の場合は2mm以上)でデザインしていただくと、より美しい仕上がりになります。

・一方、スウェット、Tシャツ、ソックスなど、伸縮性の高いやわらかい生地への刺繍をご希望の場合は、線幅の太さは最低でも2mm以上でデザインしていただくと、より美しい仕上がりとなります。

▽刺繍糸色について

刺繍糸色は現在、下記から5色お選びいただけます。

6色目以降に関しましては1色¥200で最大10色(5色+5色)まで追加可能です。

刺繍加工の場合は色変え料金はございませんので1枚ずつ色を変更していただくことも可能です。

今後、蓄光色などを追加していく予定です。

刺繍糸色